「夢喰いメリー」 中二病ファンタジーっていいよね!
夢喰いメリー (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
- 作者: 牛木義隆
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2009/05/12
- メディア: コミック
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嘘喰いメリーではありません。夢喰いメリーです。屋形越えとかしません。1巻ではまだ物語を加速し切れてないなーと食い足りなさが残っていたのですが、2巻になって
以下、設定の概要。
主人公、藤原夢路(ゆめじ)は実直な少年である。夢路はたびたび奇妙なバケモノたちに襲われる夢を見るが、突如として現れた小生意気少女によってそれがただの夢でないことを知る。
これは、自らの正体を知るため奔走する少女と、彼女の力になりたいと願う少年の物語である。了。
良い意味で非常に俗っぽいボーイミーツガールです。しかも表紙やタイトルの時点で中二病と高二病を併発してる気配を漂わせています。素敵です。
「外に出るためにはそちら側の「器」が必要なのだが――」
「"白昼夢"(デイドリーム)ね ツイてるわ」
「帽子も!!」 どん! 「服も!!」 どん! 「カラダも!!」 ぺたん!
……
……えーと、
そういうことです。
正直に言ってストーリーに特筆すべき点が今はまだよく見つからないという事実があるのですが、中二病的であるにも関わらず世界観が粘っこくなく、絵に華があり、また幼馴染を筆頭としたサブキャラクターも魅力的に描かれているという素晴らしい特性を持っています。
導入部分にもうちょっと上手いやり方があったんじゃないかなと思えなくもない所が見受けられたのも確かですが、基本的に作風は丁寧で安定しています。漫画としてしっかりしてますね。
表紙にティン!ときて俗っぽい中二ファンタジーが読みたい方は必読。
あとスカート代わりに若干太めのベルト1枚というネコミミさんが見たい方、2巻買いましょう。どんだけセクハラ衣装だよっていう。