「鈴木先生」 鈴木先生!心の友よ!(2巻の雨合羽の件について)
- 作者: 武富健治
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2006/08/11
- メディア: コミック
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え、えげつない・・・でもこれはワクワクする!本気になって怒ったり落ち込んだりしてる人って周りの人を感化させるものです。本気なキャラクターが集まった学校は、うーん。大変でしょうが、魅力的。子供たちとデスノートばりに熱い駆け引きをする大人ってカッコ良すぎます。
絵柄がしつこくて、オビに「このマンガがすごい!」に取り上げられたと書いていなければ表紙で正直スルーしてます。この流行が作られる前に出会って話題先取り組の一員になりたかったなぁ。見る眼がない自分が悔しい。
この「鈴木先生」を「こどものじかん」と比較するサイトがあったことを思い出し、読んでなるほど、確かに着眼点が似てると感じます。生徒の苦悩から生まれる、教師の苦悩。正直考えた事もありませんでした。確かに熱心に私たちの問題に取り組んでくれたと、当時でも感じさせられた先生はいました。しかし大人に、子供でも共感できるような普通の感情があるなんてことには気付けませんでした。あの頃じゃ先生のこういう気持ちを知ったら、きっと大人を気持ち悪く思ったでしょう。中学時代の修羅場を思い出しては、先生は子供たちの友好関係や将来の希望を壊させない、回りくどい解決方法を探すのに力を入れていたのだと気付かされました。
熱い。けど臭くない。しかしオマエら何マジになってんだと笑える。その一方で嫌にえげつない。特に最後、2巻が本領発揮です。あんな職員室には絶対に行きたくありません。