【DASH3危機】 稲舟、カプコンを去る

 
 ■4Gamer.net ― 稲船敬二氏は,何を思い,何を考え,何を目指してカプコンを辞めていくのか。渦中の氏に直撃インタビュー(長文) [アルファルファモザイク様より]
 ■稲船、カプコン退社。アルファルファモザイク
 
 海外でのみゲーム事業を展開すればいいというわけではない。海外から学び、海外を視野に入れた上でも、日本の文化でしか生まれないゲームはある。ロックマンなどはその最たる例だ。
 …という言葉まで欲しかったんですけどね。インタビュー記事は必見。
 
 私はずっと、稲舟さんの"どんな判断だ〜"発言より、カプコンの社長さんが(任天堂の宮本さんのようにゲームクリエイターとして活動しているわけでもないのに)「金にならないゲームは作らせない」と言っていることの方がよっぽど問題だと思っていましたし、また海外を視野に入れることの根拠と妥当性が、昨今のゲーム開発費用の高騰に準拠していたことは理解していたつもりなので、ネットで散見される稲舟バッシングには全く興味がありませんでした。彼らにはゲーム開発者の意思を読みとる能力が欠けている。
 私も彼らと同じく、別に稲舟さんのファンという訳ではありません。しかし今回の件はあまりにもショックで…しばらく放心状態でした。
 インタビューを見る限り…ロックマンDASH3のプロジェクトは新天地にいる稲舟さんに預けられる…というわけにもいかなそうです。鉄騎も…どうなっちゃうんでしょう…。
 
 極端な話ですが、私にとってのカプコンは、デビルメイクライ3が作られた時点で、ごく平凡な普通のメーカーになり下がってしまいました。
 カプコンは決して、マニアなファンを生むアクションゲームが作りだされるクリエイター集団ではなく、続編に注力する普通の企業である、という目線でしか評価できなくなったのです。
 クローバースタジオの解散も相当なカプコン不信を生みました。今では好きでも嫌いでもありません。たまに面白いタイトルが出るね程度の扱いです。たまにっていうのは…デッドライジングとか。
 稲舟さんのことはいつでも応援しています。しかしロックマンDASH3は本当に作ってほしい…。もう半分諦めムードですが…。