眼帯!眼帯萌え!

 
 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
 ef - a tale of memories.があまりにも面白い…。
 
 アニメの方です。今はまだ原作のゲームの方を知りません。そもそもまだDVD2巻までしか観ていません。しかし癖になります。
 いい!!!三人の主人公、皆が面白い。
 一番気になるのは幼馴染とすれ違う主人公と、廃駅で眼帯っ子に出会う主人公です。同順です。眼鏡っ娘と付き合うカメラっ子は奔放だなー。僅差で三位の座に留めおかれてしまいましたが、分かります。感性にこそ身を捧げる彼の単純性、非常に分かります。ともすれば盲目さともいえる、個、のみに在り方を見出すその実直な生き様、もしもいつか碌な死に方を迎えられないとしても、それでこそ己であると言い張れるだけの強さが理解できます。
 夢や理想や才能を試す人達の気持ちを抉る沈痛な物語なのにその痛みこそ心地好い、毒のような物語です。三人の皆に試され、打ち克つものとして当然のように問われたのは自己からいずる覚悟の程であり、視聴者はその泥臭い眩さにこそ、痛みを伴って胸を穿たれるという容赦のない物語です。
 
 さすがはシャフト、OPのアニメーションであってすら本編への不安をかきたてる底意地の悪さで作品の唯一性を高めており、このカリスマ性は正しく化物語の前身であると感ぜられます。
 発想、構成、画作りといった観点ではなく、魅力そのものという、恐ろしいまでに捻くれたシンプルな武器を持って視聴者に挑む、不思議な作品でした。