「まんゆうき 新装版 上」 やっつけすぎる(背景が変遷する)描き下ろしを加えた新装版

 
 古本屋で立ち読みし、画太郎先生のババア描写にまつわるホロリとくるエピソードを思い出しつつ、また現代の萌え絵に毒された私から見ても可愛いらしい主人公「娘々(にゃんにゃん)」が容赦なく汚物まみれとなる展開に、何かこそばゆい感情が芽生ていくのを自覚しつつも、商品状態が悪かったため購入を見送ってしまったという思い出深い漫画の新装版が出版されているのを知ったら、これはもう買うしかない。
 まんゆうきは出るのが10年早かった」の言は本当に伊達じゃありません。流石に1話目の導入部のギャグなんかには若干ベタな感が否めないにしても、ギャグの切れ味もオヤジキャラの画風も娘々の可愛さも恐ろしく完成されています。
 現在連載されている珍遊記2は読んでいないんですが、どうやら実質まんゆうきの続編みたいなものらしいので、これも単行本に期待がかかります。娘々萌え的な意味で。いえ、珍遊記も面白いんですけど…あれはある意味ハードコアなので。
 下巻の発売日は今月19日。あずまんが新装版を待ってた時以来のwktk感があります。
 
まんゆうき〜ばばあとあわれなげぼくたち〜新装版 (上) (まんゆうき〜ばばあとあわれなげぼくたち〜新装版) (ヤングジャンプコミックス)