クライマックスに向け転機を迎える最新巻!機動旅団八福神
!以下、機動旅団八福神 9巻の内容について触れています。
- 作者: 福島聡
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2009/02/14
- メディア: コミック
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アイツが本物になって帰ってきやがった! 信じていたぜ…!
以前に起きた主人公交代劇には驚いたものでしたが、それはそれで有りというか、この物語がようやく本来あるべき姿になったと思ったんですよね。
名取は主人公として偽物で、しかし彼女は主人公としての器を持っていると。両者ともに軍人になりきれていない少年少女ですが、しかし戦争に対して言葉で相対するか感情で相対していくかという違いは非常に大きいものです。
物語の主人公とは正義を感情でもって訴えかける存在だと思うんです。そういう意味で彼女こそ適役だとずっと納得して読んでいて、もし名取が帰ってきたとしたら言葉と感情が両立された主人公になっているものと考えていました。この名取に起こった変化をそう捉えていいものなのかは分かりませんが…明らかに名取は何かを得て帰ってきました。
彼がどのような物語の完結を見せてくれるのか楽しみです。福神素材のあのコートほしいなぁ。似たようなのは実際あると思うけど。