「学園黙示録 ハイスクールオブザデッド」 バールのようなものも
ナタデココUMEEEEEEEEEEEEE
学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 1 (角川コミックス ドラゴンJr. 104-1)
- 作者: 佐藤ショウジ,佐藤大輔
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: コミック
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正にハイスクール・オブ・ザ・デッド!最高にオタで俗なゾンビ漫画だぜ!
今年最高に燃えたアクション漫画!かなり俗なアイディアを気兼ねなく使っておいて、ここまで作者の趣味とエンターテイメントを織り交ぜた夢のような作品に出会ったことは未だかつてない!デッドライジング(箱360)の存在を知った時と同等の衝撃!素敵…素敵に過ぎる!
ふと新刊コーナーを見るとこの二巻の姿。ぱらぱら立ち読みした所オタク臭い「コータ」なる人物が。あの濃ゆい某漫画家のパロディとはすげえ発想だな思っていましたが、1巻をきちんと買って読むとこいつの本名……
「平野耕太」…。
巻末、スペシャルサンクスにそのお方の名がありました。パロというよりコラボですね。
しかしこのマンガは純粋に面白い。まず学校内という舞台でゾンビ大量発生という入り方。「もしも〜だったらなぁ」に引き込む臨場感が素晴らしいです。またデスノや日本沈没などのように下地に現実的な描写があるところに少年心を刺激されます。しかもそれによってテンポが悪くなりそうな部分を感じさせない。リアリティの表現って頭堅いと出来ないよなとしみじみ思いました。
お決まりの悲鳴役ヒロインも健在。そして序盤でヒロインはお決まりのヒス…エキサイトを起こす訳ですが、この辺りは描き手の腕の見せ所。見慣れたパターンなはずなのに非痛感が凄い。どんな作品でも脚本は大事ですが、演出も凄く大事なのだと実感できた瞬間でした。
そして舞台は校内から外の世界へ。そこで主人公たちが目の当たりにする現実。変化する心境。変わらない感情。新たな戦力の調達。目的の遂行…。物語はどんどん広がりを見せていきます。新展開に次ぐ新展開で、興奮の息も止まらず突き進む疾走感がすげぇ心地良い。(もうハイスクールじゃなくなってますが、まぁ題はキャッチだから仕方ない)
もっとプッシュされてても良い作品だと思いますが、何にせよこの手の雑誌なら無事に完結まで持っていけるはずなので、安心して最後まで付いていきます。実力も安定してると感じますし。