本気で泣いた…天元突破グレンラガン螺巌篇

 
 3回泣きました。パネェ…。
 紅蓮編は、正直言ってテレビシリーズを見た私にとっては今一つでした。しかし螺巌編は…最高に最高を過ぎます。
 それにしても多元宇宙のエピソードが好きすぎるなぁ…。カミナの底知れない無茶ぶりが良く分かる最高のエピソードでした。観るたびに泣かざるを得ない切なさと熱さが同居する作品…。これぞ…グレンラガン!!
 
 面白い!最終戦Fateの某エピソードの最終戦を思い起こさせるガチっぷりです。Fateのあの最終戦、今でも思い起こすたびに眼頭に熱いものが集まります。グレンラガン螺巌編もそんな思い出の一つとなることでしょう。これ程熱い作品はそうそうありません。
 
 
 今更コードギアスをぼちぼち追っています。うーん、ちょっくら面白すぎなような。
 時勢に従うのが嫌で当時は完全にスルーしてたアニメなんですが、ここまで灰汁が強いのに観賞しやすいアニメだったとは。
 DTBと同じくツボにハマる作品でした。やっぱり自分は、大衆が認めた作品の面白さに対抗できないほどのステレオタイプなようです。逆にマイナーな作品は、半々の割合で面白い、面白くないが別れてしまう風な。
 でもゲームにおいては、大衆向けなはずのドラクエ、FFの癖に強さに割と付いていけないタイプでもあります。実はドラクエもFFも、物凄く個性的なRPGじゃないですかね?結構ギャグのセンスにしても上級者向けな気が。最近プレイしているジルオールの方がよっぽど大衆向けなような気がします。良い意味で無個性というか。
 大衆向けってことはつまり万人の平均的な価値観という意味ではなく、万人を惹きつける強烈な個性を持つってことなんでしょうかね?平均的な魅力なんて存在せず、肝要となるのは、強烈なセンスと、推測できない大衆の潜在的な願望とのマッチングなのかなぁと思ったり。デスノなんてその最たる例な気がします。
 
 次いで、化物語なんて原作発売の時点では2万部くらいの売れ行きだったらしいことを考えると、アニメ効果ってのが恐ろしく多大なものであると感ぜざるを得ません。けいおんもそんな作品の一つでしょう。原作はちらっとしか見ていませんが、昨今のオチなし萌え4コマよりは一つ二つ垢抜けた優秀な4コマ漫画だと感じました。元々非常に出来の良い漫画であったと思うんです。それでも発売当時の売り上げがそれほど好調でなかったことを考えると…本当にアニメってのは化物です。一気に知名度が上がります。それはつまりに、漫画やラノベでの知名度の上がりにくさが証明されているも同然でもあります。
 ひぐらしうみねこにしても割と原作派の私ですが、原作にもアニメにも等しく貴賎はないんだなぁ…と、今更ながらに感じさせられてしまいます。有体に言えば持ちつ持たれつ。そして身を削った仕事という意味では、双方の作者とも等しく全力を尽くしています。少し話が違ってアニメではありませんが、ひぐらしの魅力はドラマCDから知りました。出会いのきっかけとなったメディアに感謝の意を持つことはそう不自然なことではありません。
 しかし感謝とはつまり、作品との出会い、原作者への貢献という意味での感謝であり、どこまで行っても原作派であるなぁとそれもまた強く自覚してしまいました。原作の真意は原作にこそ隠されており、その魅力を押し込めるような作品を作ってしまうくらいなら別のオリジナル作品を作って真摯に物申すべきだ、と思うのです。作品の形だけ借りるなんて言語道断。「ぼくらの」の監督など言うまでもありません。
 少なくとも、アニメと原作、互いに作品の評価と知名度を同時に上げるものならば、どちらか一方を貶めることをしちゃいけない。しかし原作者の意思が捻じ曲げられて伝えられるなら、それは悪辣な二次創作の類である。…という辺りが今の所の私の意見です。創作活動にはどうしても思想が絡みますから、双方のエッセンスが完全に一致することは少ないとは思いますが、良くも悪しくも、それぞれ独立した商業活動としてアニメと原作を捉えることは、作品の人気自体に水を差すことにしかならないことなのかなぁと。