6/5ファミ通にトリコ監督インタビュー。題は「人喰いの大鷲トリコ」で確定?

 6/5発売の週刊ファミ通に掲載された、上田文人のインタビューより。6/13リンク追加。
 (上田文人はSCEJ所属のゲームクリエイターで、「ICO」「ワンダと巨像」の監督です)
 
>>トリコには、虜になる、囚われている、鳥の子供、

 
 tripleとICOを絡ませた開発コードが気に入っただけじゃねーの、と思ってたけどそんな意味が。鳥と猫て。
 大鷲に刺さってる槍などについては想像どおりの位置づけでした。手を繋ぎながら走るとヨルダの腕が引っ張られて痛そう、に通ずる価値観ですね。抜いても抜かなくてもいい。上田文人はこういう配慮のできる製作者です。
 2作目のワンダと巨像は確かに偏ったゲームで、単調すぎる、という指摘もあながち間違いではないアクションゲームでしたが、しかしゲーム性の産出っていうものはエンターテイメントを唯ぶちこめばいいってもんじゃありません。何を魅力に、何を快感に、何をストレスにするかという基本コンセプトさえプレイヤーに伝えられれば、あとは基本に外れた意味のないストレスを排除していけばいいのです。
 画面にゲージなどの表示がないことやBGMの有無について言及されなかったのは残念ですが、雑誌代のもとは十二分に取れました。ICOは自分のゲーム観を変えた思い出のゲームですから。